お部屋の消臭対策で、気になるニオイを撃退しよう

この記事を読むための時間：3分

部屋で過ごしている時に、ふと嫌な匂いが気になったことはありませんか？お家の中には食べ物や洗濯物、ゴミなど、たくさんの匂いの原因があります。消臭剤や芳香剤を置いていても、気になってきてしまうこともありますよね。

匂いが気になる部屋には消臭対策をしたいものです。そこで今回は、いますぐできる消臭対策を3つご紹介します。お部屋の匂いに頭を抱えている人はぜひ試してみてください。

消臭剤や芳香剤の違いとは？

まずはじめに、一般的に販売されている消臭グッズの違いについて解説します。正しく使い分けてお部屋を快適な空間にしましょう。

消臭剤

悪臭を化学的もしくは生物的に取り除く、または和らげる薬剤です。消臭剤には大きく分けて置き型とスプレー式の2種類があり、置き型は普段の匂いに、スプレー式は一時的に発生してしまった匂いに効果を発揮します。

芳香剤

芳香剤は、空間に良い香りをつけるものです。強い香りによって悪臭を感じないようにごまかす効果が得られることもありますが、消臭成分は入っていません。そのため、嫌な匂いが気になる部屋に芳香剤を設置する場合、匂いを根本から解消するためには消臭剤も設置する必要があります。

芳香剤には、置き型やスプレー式、吊り下げ式など様々な種類があり、香りもとりどり。置くだけで好きな香りが広がる空間を演出できます。

脱臭剤

脱臭剤は、化学的・生物的作用によって悪臭を除去する消臭剤とは違い、物理的作用などによって悪臭を除去、または和らげるものです。「物理的作用などによって」とは、匂いを吸い込んだり包み込んだりするということ。

匂いを吸着する特性を持つ「炭」や「粘土」を利用した商品が多く、冷蔵庫や靴箱に設置して使用します。匂いのこもる場所にはこの脱臭剤がおすすめです。

すぐできるお部屋の消臭対策3選

消臭剤と芳香剤の違いを知らなかったという人も多いのではないでしょうか？ここからは、匂いが気になるお部屋にしたい3つの消臭対策をご紹介します。すぐできるものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。

1.消臭剤と芳香剤を効果的に置く

消臭剤や芳香剤には、それぞれ適した置き場所があることをご存知ですか？

消臭剤は、匂いの元となるゴミ箱の近くや空気がたまる場所に置くと効果的。また、匂いのほとんどは空気く、下に溜まる傾向があると言われているため、消臭剤は部屋の下の方に置いておくのがおすすめです。

芳香剤の匂いも重い成分が多いので、下に置いてしまうと匂いが部屋全体に広がりません。芳香剤はラックやデスクの上といった、部屋の上の方におくことで香りを感じることができます。

消臭剤は下に、芳香剤は上に。まずは消臭剤や芳香剤の設置方法を見直して、効果的に活用しましょう。

2.ゴミは洗ってからゴミ箱へ

部屋の嫌な匂いの大きな原因のひとつが、設置しているゴミ箱です。食べ物や汚れた物を捨てるゴミ箱は、すぐに異臭を放ちます。ゴミ箱の匂い対策には、消臭剤や脱臭剤、重曹などを使用した対策がありますが、それらを準備する前に捨て方を考えてみてください。

デザートの容器や食品トレイ、缶などは洗ってからゴミ箱へ。食べ物の匂いやその腐敗臭の発生を抑えると同時に、ゴミ箱にカビや匂い菌が付着することも防ぎます。生ゴミはよく水を切って密封してから捨てることも大切です。ちょっとの労力で匂いの発生を大幅に削減できますよ。

3.濡れたタオルを振り回す

空気中の匂いが気になる時、すぐに試したいのが“濡れたタオルを振り回す”という方法です。部屋を換気した状態で、タオルに水分を含ませて振り回すだけ。原始的な方法にも思えますが、水分が匂いを吸着して緩和するため、物理的な消臭方法のひとつです。

水溶性の匂いに向いており、アンモニア臭やタバコの匂いにおすすめ。部屋に充満した食べ物の匂いにも良いと言われています。ぜひ試してみてくださいね。

今すぐお部屋の消臭対策をしよう

匂いが気になる部屋に今すぐできる、3つの消臭対策をご紹介しました。どの家庭にもあるタオルを使った消臭対策もありましたね。芳香剤には消臭成分が含まれていないこともご説明しました。香りをつける前にまず嫌な匂いの対策をして、好きな香りを楽しめる環境を整えましょう。